ジャムセッション

ゆったり、のんびり参りましょう♪

初めての歌詞分析 ~雨にキッスの花束を~強がりさん

あるべきようわ。
こんばんは。
根本裕幸お弟子さん講座3期修了の
カウンセラーのよこたにです。

雨の降るある日
ラジオでこの曲が久しぶりに流れてきました。

今井美樹さんが歌う
「雨にキッスの花束を」です。

30年以上も前の曲ですが
とてもすてきだと改めて思いましたので
今回初めて「歌詞分析」に
チャレンジしてみます。


♪・♪・♪・♪・♪

この曲では
クライマックスがすぐに訪れます。

♪「結婚しようよ、すぐに」
えっ?早い!早い!
なになになに?!
と、歌の世界に聴き手は
それこそ、ぐいっと引き込まれていくのです。

♪ 街は大雨注意報
みんな急ぎ足

後に歌詞の中でも出てきますが
この曲の舞台は
渋谷のスクランブル交差点。
雨もかなり降りだしています。

ただでさえ慌ただしく人が横断していく
そんな場所で
突然のプロポーズ!

主人公の驚きはいかばかりか!

♪ 愛してると言いながら
つかず離れずの仲でいようと
(主人公は)相手に吹いてた
ようです。

ですから、きっと相手も
主人公に対しての
プロポーズの仕方には
相当悩んだはずです。

この主人公には
さりげなさを装った方がいいのか?と
考えた故に
スクランブル交差点の横断中に
プロポーズしたのかと思われます。

主人公からするとこれが
思いがけないプロポーズ!サプライズ!
だったわけです。

♪ ずぶ濡れのまま動けない
主人公。

♪ ころがってゆく傘の花
を、追いかけることもできずに
主人公のその世界は
ストップモーションのままです。

スクランブル交差点のど真ん中
激しく降る雨の下でのプロポーズ。

主人公の世界の時間は一瞬にして
止まっています。


強がっていたけれど不安だった主人公。

本当は待ってた。


嬉しい。


私を離さないで!


自分の世界に相手を縫いとめるように
キッスの花束を贈る主人公。

時間は再び動き出していきます。

良かったね^^と
こちらも幸せな気持ちになります。


と、ここから少し
(心理カウンセラーとして)
勝手にこの歌を眺めてみます。


この主人公は、何故相手を
“アイツ““コイツ“と呼ぶのでしょうか。

♪ つかず離れずがいい、って
何故吹かしたのでしょう。

何となく年上ぶりたい方なのでしょうか。

そして、何故、結婚に興味ない~と
カッコつけてきたのでしょう。
そんなにプロポーズを待っていたのに!
気のないそぶりをしていたのでしょう。



……話を戻しますね。
この歌の中で私が一番印象的なのは
♪ ころがってゆく傘の花
というフレーズです。

相手に抱きついているから
手元から離れていった傘。
それを視界の端に捉えている主人公。

どしゃ降りの雨に打たれる2人。

雨に濡れないようにする傘はないから
ただただ雨に濡れていく。

傘=主人公が着込んできた
「強がり」という鎧。

雨=相手からの大きな愛。

そう考えると、傘が主人公の手から
離れるのは当然だと言えます。

相手からの愛を受けとめるとき
その身に鎧は不要ですから。

主人公は相手からの
降り注ぐ愛に身を委ねているのだと
感じます。

そして「雨にキッスの花束を」という
少し不思議な題名も
なるほど、わかるように思いました。

相手の愛を感じられた瞬間を
主人公が心から喜んでいる事が
いきいきと伝わってくるからこそ
この歌はずっと輝き続けているのだろうと
思います。



心理カウンセラーのよこたにでしたよ。



お読み下さりありがとうございます。